ファイアウォールは、パソコンを保護する目的で個人であっても利用できます。実際に、PCから外部に情報流出を行うことを防いでくれます。普通、不正アクセスに関しては外部からの攻撃にばかり目が活きがちです。しかし、現実には不正なプログラムなどが一方的に送り込まれてきて、それを実行することで外部に情報が漏れてしまうことが多いです。

これは、ダイレクトメールを装った不正なプログラムの送信が良くあります。知らないうちに踏んでしまって、自分が大切にしている情報が流出してしまうという流れです。そして、これ以外にもファイアウォールはネットワークを守る意味でも非常に重要な役割を果たしています。元々、ファイアウォールというのは企業が構築しているネットワーク環境を守るために提供されている機能の1つでもあるからです。

例えば、ネット回線から悪意を持ったユーザーがやってきた場合には、そのアクセスを拒否することも可能です。これは、特定のIPなどを遮断するような機能が存在するからです。良質なユーザーだけを選別することも可能なので、外部からの不正アクセスを最小限にできます。ファイアウォールは、防火壁の役割を持っていることに違いありません。

一方で、それ以外にも多機能を有しているのが特徴です。フィルタリングを用いれば、リスクの高そうなアクセスに関しては自動的に遮断できますので非常にメリットが多いシステムの1つであるといえます。